重い色、疲れやすい色

疲れやすい色とは

赤、黄系およびその他の彩度が高い色、明度差の大きい配色

疲れやすい色と興奮する色はほぼ共通

疲れやすい色、なんていうとネガティブに聞こえるかも知れませんが、これは、興奮する色とほぼ共通します。つまり、興奮が長くつづけば疲れますよね。原理としては、そういうことです。

興奮の裏返し

人間は気持ちをたかぶらせる必要もありますが、たかぶったままでは疲労します。

学校の制服や銀行の行員の制服

スポーツ選手の試合のユニフォームが赤なのは、その試合のあいだだけのことなのでいいのですが、たとえば学校の制服や銀行の行員の制服が赤だったらどうでしょう。

赤い服を着続けると疲労する

知らず知らずのあいだにストレスを感じたり、疲労感をおぼえたりするのではないでしょうか。

看護師の制服が赤だったら

人々の注意をひかねばならない消防自動車やポストが赤いのはうなずけるものの、たとえば病院の内部が赤系だったり看護師さんが赤い制服を着ていたりすると、治るものも治らなくなってしまうかもしれません。

彩度の高い色は癒しには不向き

彩度の高い色はつまり、いやし、いやされたい場には不向きなのです。
彩度の高い色は刺激が強いだけに疲労感ももたらすということですね。

明度差が大きい2色

また、単色ではそれほどではなくても、2色以上を並べたとき、疲労感をおぼえる配色があります。
それは、明度差の大きい配色です。

白と黒

「白と黒」「グレーと黒」、この2種類をくらべたとき、「グレーと黒」の配色は、疲れるというよりむしろ落ち着く配色ですが、「白と黒」という明度差の大きい配色は、見る人を疲れさせます。

明度差が大きいと、瞳孔の収縮の調節が大変に

それは眼の構造と関係します。光量が多いとき瞳孔は収縮し、少ないときは拡大する仕組みになっていますが、明度差が大きければ大きいほど調節がたいへんになるため疲れるのです。

疲れる色もインテリアデザインに活用

この疲れる色についても、さまざまに研究されていて、インテリアデザインなどに活用されているのはいうまでもありません。

やる気をそがれる色

暗い色、明度・彩度ともに低い色、薄紫、暗いグレーなど

明るい色と対極にある色

気分が明るくなるような色と対極にある色といっていいのかもしれません。

落ち着く色が過剰になると・・・

ひとことでいえば陰気な色。重苦しい色といってもいいでしょう。

やる気や意欲をそぐことに

落ち着く色は気持ちをしずめますが、それがすぎると気持ちを抑制し、やる気や意欲がそがれることになります。

気を滅入らせる可能性も

興奮しすぎている人にはこういった色がちょうどよいかもしれませんが、気分がすぐれない人にとっては、なおさら気が滅入ることになります。

欲望をおさえる?紫色

薄紫はとくに欲望を抑える色といわれています。

抑えすぎると倦怠感へ繋がる

欲望が強すぎるのも困ったものですが、抑えすぎれば倦怠をもたらします。
やはり人間、ほどほどが大切。

こういった色の働きも、インテリアデザインなどに有効に生かされていいものです。

気が滅入るときは明るい色

気が滅入るときには明るい色の服を着るというのも、生活の知恵といえるでしょうし、どうもこのごろ落ち込みがちだというような場合は、一度、部屋のインテリアを見直してみるのもいいでしょう。

部屋の一部だけでも明るい色にしてみる

部屋の中に暗い色が多いようなら、たとえばカーテンとベッドカバーだけでも明るい色にしてみるなど、ちょっとしたことで気分一新できるかもしれません。

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