色の性格をふまえたおしゃれ
色の性格を知る
色にはそれぞれ性格があり、その色に私たちは多かれ少なかれ影響を受けています。たとえば、インテリアが青系の色で統一された部屋と、真っ赤な色で統一された部屋にいるのとでは、気分がまるでちがってくるでしょう。
色は私たちの心理に影響をおよぼす
身につけるものにしてもそうです。上から下まで黒っぽい装いをしたときと、赤いセーターにジーンズといった格好をしたときでは、おのずと気分は変わってくるでしょう。逆に、気分が沈みがちなとき、気持ちをふるいたたせるために赤い服を着るという人もいるでしょう。このように、色は私たちの心理に微妙に影響をおよぼします。
そこで、どんな色がどんな影響をおよぼすのか、紹介します。意外と新しい発見があるかもしれません。
興奮する色
・赤、黄、榿など暖色系のなかでも鮮やかな色
・緑、紫などの鮮やかな色
興奮・沈静は色が大きな影響を与える
興奮・沈静というのは、色が私たちに与える影響のなかでももっとも大きいひとつといえるでしょう。
海のそばや木の緑に囲まれたなかで暮らすのと、赤や黄のネオンサインがきらめくなかで暮らすのでは、心理的に大きなちがいがあるでしょうし、服装にしても同じです。
赤い刺激的な色の服を身につけたときと、黒っぽいスーツに身を包んだときでは、立ち居振る舞いまで変わってくるかもしれません。
代表格は「赤」
興奮する色として代表的なのは、やはり赤でしょう。
それも、鮮やかな赤ほど刺激的です。赤は気持ちをたかぶらせる色なのです。
あるアメリカンフットボールチームのロッカールームがまっ赤に塗られているという話を聞きましたが、試合前に気持ちをたかぶらせ、闘志をかきたてるという意味では、たしかに効果があるはずです。
彩度が高い紫や緑
気持ちをたかぶらせる色は、赤だけではありません。
榿、黄などの暖色系で強い色はもちろんですが、そのほかにも紫や緑、青などでも彩度が高く、鮮やかで強い色は十分に刺激的です。
危険信号が赤である理由
興奮といってもいろいろあります。
危険性を察知して興奮する
心をたかぶらせる、情熱をかきたてる、怒りをかきたてるといったもののほかに、危険性を察知して興奮するといったものもあります。
停止信号が赤なのは、そういった意味もあるのですね。